僕の可愛い王子様
「うぁっ・・・あ・・」 足の付け根を強く吸われ、たまらずリョーマは声を漏らした。 「部長・・」 いつもより下にある手塚の顔には、いつものように冷静な表情が浮かんでいた。 「あんま焦らさないでくださいよ」 「お前次第だな」 手塚は先程から放置していたリョーマの中心をぺろりと舐めあげた。 「あっ!!」 リョーマの背が震えた。堪らず上半身を折り曲げ手塚の頭を抱え込む。 「・・・ぅ、うっ・・あっ・・」 手塚は先走る蜜を掬いとるように舐めあげ、先端をすっぽりと口内に納めると、一際強く吸った。 「あぁっ!あっ・・・!」 がくんとリョーマの身体から力が抜けた。 「んぁ・・・」 口中になんとも言えない匂いが広がり、リョーマは思わず眉をしかめたが、手塚の腕がリョーマの右足を掬い上げたことで意識が途切れた。 「うっ・・!」 体中がびくりと震えた。
「入れるぞ、大丈夫か?」 「・・・ぁい」 たぶん『はい』と言おうとして声が出なかったのだろうが。 「んっ・・・」 それを合図にリョーマの足を抱えなおすと、手塚はゆっくりと挿入した。 「はっ・・う・・・」 「越前、息を吐け」 「はぁ、あっ・・」 ゆっくりと腰を前後させると、手塚の首に回されたリョーマの手に力が入るのが分かった。 「動くぞ」 「・・・あ、あっ・・!」 我慢の限界に来ていた手塚は激しくリョーマを突き上げた。 「うっ、あぁっ!ぶちょ・・・!」 身長差のおかげで立ちでする時はいつも半分リョーマが浮いてしまうのだが、リョーマはつりそうになる左足を必死に踏ん張った。 「越前・・・」 はぁ、なんてため息と一緒に名前を呼ばれるとたまらない気持ちになる。 「部長・・部長・・・!」 手塚とリョーマは本能に従い、一心不乱に腰を振った。
「痛い・・・」 リョーマはなんとなく、しっかりと手塚に聞こえるように言った。 「・・・」 眉間にしわを寄せて歩いてくる手塚をベンチに横になったまま見上げる。 「・・歩けなさそうか?」 リョーマの頭の横に座ると、そっとリョーマの髪を梳きながら手塚が聞いた。 「わかんない。・・もし歩けなかったらどうすんの」 その手の気持ちよさに目を細めながら言うと、手塚は少しの間宙を見てから答えた。
「オレはいつでも本気だ」 「性質悪いっすよ部長」 「お姫様抱っこの方がいいのか?」 「・・・この際どっちでもいいすけど?」 「ほぉ?いいのか?途中で嫌がっても絶対に降ろさんぞ?」 「望むところっす」
リョーマはこのあと、まさかまさかの大逆転を食らうことになる。
「歩かないとは一言も言ってない」 「どこのガキの理論だこの年齢詐称が!!」 「・・・電車に乗って少し遠出しようか越前」 「・・・・ごめんなさい」 手塚は滅多に見せない顔で笑うと、人が見ていないのを見計らってそっとリョーマにキスをした。
back (04・7・21)
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